ねこのまどろみ

旅行系サークル「ねこのまどろみ」のブログです。旅行記・プロ野球ドラフト予想・ゲームプレイレポ・鉄道模型工作など雑多に綴っております。

京王駅弁大会2023レポ

こんばんは。飛鷹です。

 

 

本日1/22をもって、京王百貨店新宿店で行われていた「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」(京王駅弁大会2023)が終了しました。

 

このイベント、ヒヨー家は家族でしこたま買っては食べを繰り返すのが通例です。財布は痩せて我が身は肥える

今年の購入数は51、その中の思い出深い品々を振り返ってみます。駅弁大会関係なしに別の場所で入手した駅弁が混ざっているのは内緒。

 

おべんとう群

おべんとう群

おべんとう群

おべんとう群

▲今年も食べ過ぎてしまった。

 

駅弁

ふたつ星一段重弁当(カイロ堂、武雄温泉駅

おべんとう

▲観光列車向けの駅弁は気合が入っている。そして美味い。

 

西九州新幹線開業に伴い運行開始した観光列車「ふたつ星4047」の特製弁当にアレンジを加えたもの。メシだけ先に乗車(?)

 

コンパクトな容器に名物をギッシリ詰めており、密度高め。中でもローストビーフ・ステーキ・メンチカツからなる佐賀牛の三連星がたまらない。星は2つじゃなかったのか。

 

廣島上等弁当(広島駅弁当、広島駅)

おべんとう包装

おべんとう中身

▲たけのこデッッッカ

 

鉄道150周年記念弁当の一角。特性の掛け紙が素敵。

 

後述する通り、京王の駅弁大会で幕の内系の弁当が出てくるのは珍しい。

中身もごく一般的な幕の内弁当……と見せかけて、巨大なおかずがインパクト大。1段弁当にできそうなところ、おかずのサイズアップのために2段化工事したような印象だ。

甘いおかずが多い中で、広島菜がアクセント。

 

岡山づくし(三好野本店、岡山駅

おべんとう包装

おべんとう中身

▲きびだんごの包装も楽しい。

 

こちらも鉄道150周年記念。

 

牛肉・鶏肉・穴子の3種のご飯に加え、きびだんごや地元の養鶏・鶏卵業者と組んだタマゴかつが岡山らしさをアピール。原材料表記でも岡山県産の食材を多く取り入れていることが分かる。盛り付けも見栄えがして◎。

ちなみに、一見小ぶりに見えるが、実は1000kcalオーバー。600~700kcal台が多い駅弁にしては重量級である。

 

JR貨物コンテナ弁当 明石の鯛めし編(淡路屋神戸駅

いわて平泉鮭めし丼ぶり(松月堂、一ノ関駅

有田焼カレー(有田テラス、有田駅

おべんとうコンテナ
おべんとう中身
▲コンテナ弁当第2弾。

 

おべんとう包装
おべんとう中身
▲今年の「駅弁大会記念丼」枠。

 

おべんとう包装
おべんとう中身
▲いつもの。

 

「容器が本体」の駅弁群。いや中身も美味いんだけど。

これらは旅行先だと持ち運び・持ち帰りに苦労するため、イベントで購入するのに向いている。

 

中でも焼カレーの器は毎年購入しているが(干支模様なので毎年違うデザインになる)、大サイズが何かと便利。深くて広いから葉物サラダなどが入れやすいし、おかずを入れてレンジで温めることもできる。有能。

 

器

▲今年は兎模様。

 

よくある質問

イベントで買って家で食べるってどうなの?

筆者は駅弁がとても好きだし、旅行や日常生活の中でもよく購入する。

一方で「駅or列車内で手に入る食料品」としての役目は終わっているとも感じている。

 

手軽さで言えば、コンビニも駅ナカも発達したので駅弁に拘る必要が無い。

高くて旨いメシが食べたいなら、現地の店に行けばいい。新幹線や飛行機の発達で移動時間は短縮されてきた。その恩恵に与れば良い。

 

しかしながら、このイベントは毎年盛況。コロナ禍の中ででも、だ。

であれば、駅弁が「イベント商品」としての色を帯びても不思議ではない。実際、本イベントに合わせた新商品も毎年のように出ている。

それに応えて、我々消費者がイベントを楽しむのも間違っていないはずだ。

 

また、自宅で食べる場合は「机いっぱいに駅弁を広げ」「横にサラダや味噌汁を付け」「弁当のおかずやご飯を温めて食べる」などという自由がある。

冷めても美味しく食べられるように、という目標の元、駅弁は進化してきたのだが(特に牛肉関連とか)、上記の有田焼カレーは温め方の記載があるし、包装に「電子レンジで温めてください」と書いてある駅弁もあるし、このような食べ方でもバチは当たらないだろう。たぶん。

 

おべんとう

▲札幌駅で購入した駅弁。宿備え付けの電子レンジで温めて食べた。

 

現地で買う楽しみがなくならない?

そんなことはない(断言)。

 

筆者の持論として、駅弁の「大当たり」は幕の内系にこそ潜んでいる、というものがある。

 

例えば、「肉!米!付け合せ!」な牛肉系の弁当は各社で差が出にくく、味の想像がしやすい。色合いも地味だ。その中に細かい好みの差があったり、素材を高級にすると(値段を吊り上げると)分かりやすくランクアップしたりはするんだけど。

これが幕の内系になると、味・構成などに個性が生まれる。期待をいい意味で裏切る素地があるのだ。

 

そして、これら幕の内系の駅弁はイベントに顔を出さない(今年は鉄道150周年関連で少し出ていたが)。恐らく、イベントの目玉とするには華やかさに欠けるのだろう。

 

イベントで買える駅弁はイベントで買い、そうでないものは現地で買う。これも1つの作戦だろう。