毎年恒例の記事です。

8/8
この日の第1試合終了後、関西へ移動……するはずが、間違って朝の部のチケットを買ってしまったので、朝から見る。
遊学館5-6青森山田
序盤は青森山田が得点を重ねる。投手が変わってもマトモな当たりのヒットが続き、これは遊学館アカンか……というところで、4回表の集中打。3番手のエース・石坂も遅い変化球を効果的に使って0を並べ、試合がグッと面白くなる。
しかし7回表2死2・3塁、8回表2死2塁、9回表2死1・3塁を耐え忍んだ青森山田が逃げ切った。抑えで出てきたエース・川久保は球が浮くことも多かったが、低めに決まった直球にはキレがあった。
最後の左飛が快打だったこともあり、球場は最後まで大盛り上がり。うっかりチケット買ってしまってよかった〜
昼休憩
新大阪で野暮用を済ませる。ちょうどこのタイミングで御堂筋線が死んでいて乗り換えに難儀。梅田がデカいんじゃ。
白樺学園1-2東日本国際大昌平
1表に東日大昌平が先制するも、6回に白樺学園が足を絡めて追いつく。その間はお互いにランナーを出しながらなかなか点が入らない。筆者もちょっとばかり眠気に襲われる。
しかし中盤からリズムが出てきたか、東日大昌平レフト・緑川がダイビングキャッチを見せれば、白樺学園は金井・後藤の二遊間が見事なゲッツー。
タイブレークも見えてきたところでビデオ検証が火を吹いた。牽制で刺された2塁ランナーが検証の結果生き返り、夏の甲子園史上初のリクエスト成功。このランナーを2番・入ケ町のタイムリーで返し、東日大昌平が学校初勝利。
エース・照沼はストレートとスライダー・フォークを的確に投げ分けて要所で三振を奪い、141球完投。
白樺学園は安打数で勝り、4盗塁を記録するなど攻めたが決定打が出ず。なんか今大会そういう展開多くなーい?
日本文理4-6大分商
序盤は日本文理が安打を重ねて2点先行。
しかし、恐らくは想定より早い3回途中で出てきた大分商エース・平田が空気を変えた。出鼻に150キロ前後を連発してどよめく甲子園。無死1・2塁をあっさり片付けると、以後もランナー無しでは変化球主体で躱し、ランナーを置いては直球で力勝負。7イニングを2失点の好リリーフを見せた。後にも先にも、今大会で「空気が変わる」瞬間をはっきり感じたのは、横浜-日南学園戦の織田と、この試合の平田だけ。
打線も呼応し5、6、7回に2点ずつ。打者・平田に当たりが出ないのもなんのその。長打ありセーフティバントありの攻めで加点した。
日本文理打線も簡単には三振せず、8回に4安打で2点を奪う意地を見せたが、その際の本塁憤死で無死満塁が1死1・2塁に化けたのが痛かったか。
守備も序盤はカチカチだったのだが、5・7回はミス絡みで失点。たぶん魔物の仕業。
なお、この試合の間は直射日光を浴びて溶けてた。夕方の三塁側は中段でも陽が届くんだよなあ。
英明4-1関東一
初回こそ荒れた英明エース・冨岡だが、以後は緩急を活かしたピッチングで無四死球104球完投。守備も特に外野が絶妙なポジショニングでヒットを摘み取る。
攻めては四球・エラー・内野安打でしぶとく作ったチャンスに3番・松原が走者一掃のツーベース。
実に英明らしい、技巧派エース+嫌らしい攻撃で難敵を退けた。
関東一は初回、4番・井口の当たりが相手の好守でヒットにならず、犠牲フライ止まりになったところから攻め手を欠いたか。
というか、堅実な野球をする印象の両校なのに何で5エラーもついてるんだ。やっぱり魔物来てるのか??
8/9
新田2-4花巻東
ジリジリとした展開。お互いにヒットで得点を刻むも、新田は好守で大量点を阻止、花巻東もエース・萬谷が決定打を許さない。
その中で大きかったのが、決勝点ではないが8回表の1点だったか。1死3塁からの浅いライトフライ、3走・赤間が一応のタッチアップをしてから帰塁……せず、中継プレーが僅かに緩慢になったのを見て本塁へ。隙の無い野球を披露してくれた。
これで1点差が2点差となり、新田は9回裏の無死1塁で強攻したが得点ならず。とはいえ、守備陣は最後まで無失策で盛り立て、見応えのある接戦となった。
ワイさんの後方で外国人の親子が楽しそうに観ててほっこり。
昼休憩
ふろりだ。
岡山学芸館7-3鳥取城北
岡山学芸館は長打あり、バント攻勢あり、さらには9四死球をもぎ取るなど多彩な攻めで9安打7得点。地方大会打率2割未満←嘘乙
エース・田路は3点を失った3回と7番・山本に11球粘られた7回以外はサクサク進行。最後の1アウトを2番手・的場に譲って逃げ切った。投手陣の奪三振が3と少ない中、バックも最後まで無失策と堅かった。
鳥取城北は3回の集中打で県勢5年ぶりの得点。アウトになった時も打球自体は鋭いものがあり、ここ何年かの鳥取勢の中では最も火力があったと思われるが……エース・下浦が8四死球と苦しんだ他、6回は内野ゴロが審判と被ってヒットになったり、ボテボテ過ぎて1塁送球を焦って悪送球になったりとツキが無かったか。
なお、前日と違って三塁側の前の方。なので夏の日差しはずっと浴びてる。あつい。
鳴門渦潮2x-1八王子実践
カチカチVSカチカチ。両者全くエラーせず、投手も良く、結果ランナーも少なく、下手したら2回のセカンドファールフライが犠牲フライとなった1点のみで終わるのでは……という流れの中、9回に八王子実践打線が奮起。9裏2死フルカウントから代打・金子のタイムリーで同点に。裏も好守連発で抑えてタイブレークまで持ち込んだ。
10表に得点できず力尽きたものの、エース・塚原が2塁ランナーを牽制で刺すなど最後まで球場を盛り上げた。
一方、マダックス寸前から追いつかれた鳴門渦潮エース・西村だが、終盤に140キロ台を記録するなどギアを上げて耐えきった。序盤に球数少なく抑えた分、終盤に余力を残せていたか。上手いポジショニングで尽くフライを捕った外野陣、捕球から送球まで安定していた内野陣も見事。
魔物は終始寝てた。
中京3-6霞ヶ浦
筆者の現地観戦時は勝てないことで有名な茨城県勢。今日も1回表の攻撃は三者凡退、その裏に振り逃げと失策が絡んで失点。早くも暗雲が立ち込める。
しかしここから霞ヶ浦先発・小林が立ち直り、130キロそこそこの直球にスライダー・カーブを混ぜ、緩急で0を並べていく。去年までのエース・市村を彷彿とさせるピッチング。
さらに打線が中京の好投手・鈴木を捉える。3回、5回、6回と、「ここで1本出たらデケェなァ〜〜」という場面で尽く打ち、6回までに6安打5得点。特に9番・相田が3安打を放つなど下位打線が機能した。
小林が捕まりはじめた7回からはエース・稲山が登板。傷口を塞いで見事逃げ切った。筆者観戦時の茨城勢連敗は5でストップ。

中京は先制したもののエース・鈴木が本調子でなく、浮いた直球やスライダーをヒットにされた。
しかし2番手西岡、3番手福永が反撃への流れを作った他、大人数を動員したアルプスの応援は圧と怖さを感じるほどだった。おかげで7回裏は胃がキリキリしたゾ……。打者・鈴木にもタイムリー打たれたし。
8/10
明徳義塾1-2x日南学園
初回に明徳義塾があっさり先制。このまま「初戦明徳」の前に宮崎県勢は今年も勝てないのか……と思いきや、日南学園2番手・谷口がロングリリーフで好投。三者凡退は7イニング中2回だけながら、要所を〆て追加点を許さない。守備陣もノーエラーで耐える。
すると7回裏、ランナー2塁から送りバント失敗も代走・川崎の好判断で3盗に成功。犠牲フライで追いつく。
明徳義塾は打線に意外と長打が出る一方、バント失敗・走塁ミス・3失策と、らしくない試合運び。
それでも先発・藤本と2番手・田宮がよく投げていたのだが、9裏2アウトから連打を食らうと、最後はレフト前ヒットにショートが飛びついて触れたがゆえに打球速度が落ち、2塁ランナーの生還を許して勝負あり。
途中のエラーはともかく、最後のワンプレーは魔物ですね間違いない。
昼休憩
ふろりだ。
横浜7-2沖縄尚学
1回戦屈指のビッグマッチとあって球場は大入り。ボケーッとしていた筆者は内野席を買いそびれてライトスタンドへ。あつーい!
横浜が負けるとすればセンバツよろしく打線がシケシケのシケになる展開かな、というところだが、2回に早速先制。1点返された直後に1点取り返し、6回には相手のミスにも付け込んで一挙4得点。8番・脇山や9番・千島が低反発時代の下位打線とは思えない強烈な打球を飛ばしていた。
エース・織田も力を入れずに投げているようだったが150キロ超えを連発し、バックはセカンド・田島らが美技を披露。何だこれ?ばかか??
とはいえ、沖縄尚学打線も12三振を喫したものの、長打含む6安打を記録。四死球も5あったし、隙が全く無いわけではなかった。4回裏あたりで1点でも取れていれば……。
高岡商1-7高川学園
おお……もう……
高川学園打線の12安打に4盗塁もさることながら、高岡商サイドの6失策があまりに致命的。おかわりで記録に残らないミスもあり、北陸生まれ筆者は常時頭を抱えながらの観戦となった。というか北陸勢は毎度毎度高川学園にボコられていませんかね……(小松大谷、未来富山、高岡商)。
ただ先発・小久保は打たれまくったが自責1に留める粘りのピッチング。最終回には6番・溝口が8回までマダックスペースだった高川学園エース・木下からタイムリーを放つなど、3年生が意地を見せた。
スタメン10人に下級生8人の若いチーム、秋以降に期待したい。
天理7-2福山
第4試合は涼しいし人減るしで見やすくて最高ンゴねえ……。
天理が4番・金本のホームランで先手を取るも、前半戦は1-0と福山も食らいつく。
試合が動いたのは6回、四球や振り逃げで貰ったチャンスを天理打線がタイムリー3本で仕留めた。エース・長尾はスライダーが冴え、13奪三振で完投。流れを持っていかれそうなところで冷静に後続を抑える、常連校らしい落ち着きが見られた。
福山もセカンド、ショート、ライトなど複数ポジションで好守を披露。3回、5回に攻撃のミスでランナーを失っていなければまだ分からなかったか。
しかし8回には学校史上初となる得点を刻んで爪痕は残した。
なお天理に近い方の外野席だったので、ワッショイに参加する人間が多数観測された。たのしそう(小並感)
8/11
横手0-10敦賀気比
敦賀気比先発・辻(琉)は5回を被安打2の無失点と好投、打っても3安打2打点の大活躍。
打線は追い込まれてからも柔らかいバッティングでヒットゾーンへ運び、守備では悪送球1つあったが内野ゴロを華麗に捕球し、投手陣も控え投手を試す余裕がありと、充実の内容で勝利。2年連続の北信越全敗を免れた。エース・鶴田の投球内容がもう一つだったくらいか。
横手エース・佐藤(宙)は低めにボールを集めるピッチングで悪くない出来に見えたが、その低めを上手く打たれた。ゾーンもやや辛めだったか。それでも10奪三振と力は見せた。
魔物は主にレフト付近に出没していた。
昼休憩
梅田で野暮用を済ませ、その後ふろりだ。こいついっつも風呂入ってんな。

智弁和歌山2-1社
近畿勢同士の戦いとあって外野まで満員の甲子園。暑いし狭いよ〜
この試合は智弁和歌山が最後までカチカチ守備で守り勝ち。智弁和歌山の試合は多く見ているが、勝ち試合を見届けるのはこれが初めて*1。
内野ゴロの処理からライトのダイビングキャッチまでバラエティに富んだ好プレーで和気、長井の投手リレーを援護した。あまりに守備が良いためか、近くにいた観客からは「俺の知ってる智弁じゃない」というコメントが聞こえてきた。
打線も長打で出たランナーを内野ゴロや犠牲フライで返し、非常に堅実だった。9回表のわちゃわちゃはたぶん魔物のせいなのでノーカン。
社の好右腕・岩井も9回103球2失点と素晴らしいピッチング。球数が少ない分、後半まで余力があり、140キロ台後半を連発していた。
7回裏には1点返してなお1死3塁のチャンスだったのだが……ここでの逸機が大きかったか。
展開的に出すタイミングが無かったため、ジョックロックはお休み。次の試合で爆発なるか。
履正社6-2享栄
こちらもなかなかの好カード。球場全体ではあまり人が減らなかったが、筆者のいる段(「行」?)は何人か帰った。キチキチに詰め込まれた状態から脱して一息つく。
先手は享栄が取るも、直後に履正社が追いつく。序盤は互角か、球数放らせてるだけ享栄が僅かに有利かな……という筆者の見立ては履正社の長打攻勢に粉砕された。4回は2死ランナー無しと足がかりのないところに長打2本で勝ち越し。8回、9回も長打を絡めて2点ずつと、9回まで単打ばかりだった享栄と差をつけた。
履正社エース・木村は確かに球数が嵩んだが、結局167球完投勝利。最終回も140キロを投げ、試合後のコメントでは「疲れは感じなかった」。元気やの〜
なお、フェンス際まで飛ばした外野フライとか、フェンス直撃のツーベースとか、履正社享栄どちらにもホームラン未遂があった。低反発バットくん、もう少し頑張ってくれんか。
松商学園3-5三重
帰路につくため、2イニングだけ見て球場を後に。
1回裏に三重の攻撃が長く続いたことでレッツゴー三重その他諸々聞けたしまあええか。
8/22

関西での鉄道模型運転会に参加。するので、ついでに決勝のチケットも取った。
智弁和歌山4-3健大高崎
決勝戦は仙台育英・横浜を協力打線で粉砕してきた智弁和歌山と、1-0勝ちが3試合もある健大高崎によるほこたて対決。
智弁和歌山先発・長井の無難な立ち上がりと、2回裏の長打攻勢を見た時はすわワンサイドゲームかと嫌な予感を覚えたが……そこから健大高崎が粘る。3・4・5回とランナーを許すも追加点は与えず、むしろ5回表に1点返して後半へ。
そして運命の8回。相手エース・和気からヒットと進塁打で同点のチャンスを作ると、健大高崎・石田(雄)が同点どころか起死回生の逆転2ランをぶちこむ。観客視点敬遠気味に攻めてもいいんじゃねと思っていたところ、一振りで仕留める姿はさすが健大高崎外野手の最高傑作ですわ。
リードが一転、追いかける立場となった智弁和歌山は満を持してジョックロック。これがスクイズ成功、さらにサインミスでの暴投まで誘って再逆転。効き目が強すぎる。
9回表、サードが2つ良い守備を見せると、クローザーの久葉がランナー1人出すも最後は三振を奪ってゲームセット。智弁和歌山が僅か1点だけ上回って優勝を決めた。
試合時間が2時間を切るサクサク進行だったが、ホームランあり、好守あり、魔物のひと暴れありと、「こういうのでいいんだよ」と言わんばかりの美味しいゲーム。野球っておもしれえなー!!


おまけ





本当に食ってばっかじゃねえかお前の旅行。
*1:4連敗中だった。