こんばんは。飛鷹です。
ついに、プロ野球志望届の提出が締め切られましたね。
最近のドラフトはネット中継などで育成ドラフトまで見ることができるので、 専ら大学でワイワイやりながら見ることにしており、今年も楽しみに待っています。
ただ、去年は漫然と見ているだけだったので、今年はドラ1を中心に予想を立ててみたいと思います。色んな記事を流し読みした割に大学・社会人の事情をほぼ知らないし、どの球団のスカウトが誰を追っかけてるのかも覚えていないので、これっぽっちもアテにならない予想ですが。
西武
ドラ1予想
◎甲斐野(東洋大)
◯渡邉(浦和学院)、平尾(Honda鈴鹿)
▲吉田(金足農)、鈴木(富士大)
△上茶谷(東洋大)、斎藤(ホンダ)
打線の力は素晴らしかったが、終始投手陣は大変なことになっていた。特に中継ぎ。
となると、リリーフ適性のある甲斐野がまず挙げられるが、西武は一本釣りを狙ってくる球団。案外、地元の有力選手である渡邉や、菊池が流出すると手薄になる左腕の補強として平尾を狙ってくるのではないか。富士大出身選手が多いので、鈴木という線もあり得なくはなさそう。
いずれにせよ、投手を中心に狙ってくると思われる。
その他
今年は埼玉出身の有力選手が何人かいる。
例えば、渡邉、野村(花咲徳栄)、米倉(埼玉栄)、さらに浦和学院出身の小島(早大)など。
上記の面々は下位では残っていなさそうだが、西武は指名順の都合上2位と3位を連続で獲れる。1人くらいは指名してくるのではないか。
10/23追記
指名順を勘違いしていた。今年はパが優先権を持っているので、折返しは楽天と広島。
ソフトバンク
ドラ1予想
◎甲斐野(東洋大)
◯上茶谷(東洋大)、吉田(金足農)
▲藤原(大阪桐蔭)、斎藤(ホンダ)
△梅津(東洋大)、根尾(大阪桐蔭)
今年はサファテ・岩嵜が離脱し、特に投手のやりくりで苦戦を強いられた。シーズン途中から中田や石川を中継ぎに回していたし、加治屋・森らの投げ過ぎも心配されるところ。
ドラフト1位では投手を獲りにいくことが多いという点も含め、甲斐野あたりを指名すると読む。
一方で、主力野手の高齢化が進んでいることもあるので、こっそり藤原・根尾を予想に入れている。松田の後継者も欲しいが、ドラ1で呼ばれそうな内野手・三塁手はあまり多くない気がする。
その他
九州出身者を見渡してみると、今年は楽しみな高校生が多い。
川原(創成館)、濱田(明豊)、 小幡(延岡学園)、戸郷(聖心ウルスラ学園)と、甲子園で活躍した選手が目白押し。
さらに、二刀流の宜保(未来沖縄)も面白そう。育成選手としての指名になりそうだが、松井(折尾愛真)あたりも可能性があるのではないか。
大学生ならば、島内(九州共立大)や、先述の松田の後継者になり得そうな岩城(九産大)が地元勢。
日本ハム
ドラ1予想
◎根尾(大阪桐蔭)
◯吉田(金足農)
▲藤原(大阪桐蔭)
△
いつもブレない球団。今年も周りの雑音など気にせず、「一番いい選手」を獲りにくるだろう。
となると、恐らく根尾。一応吉田や藤原の可能性が無いわけではないが。
その他
昨年は阪口をDeNAに掻っ攫われてしまったが、今年の沼田(旭川大高)はどうか。
また、岡の放出や矢野の引退で右打ちの外野手が手薄になっている。今年は該当する選手が少ないが、獲るとすれば万波(横浜)、濱田(明豊)、正随(亜大)、笹川(東京ガス)あたりが候補か。
オリックス
ドラ1予想
◎小園(報徳学園)
◯吉田(金足農)、斎藤(ホンダ)
▲根尾(大阪桐蔭)、平尾(Honda鈴鹿)
△松本(日体大)、生田目(日本通運)
読みづらい球団その1。地元勢の小園を狙うとは思うのだが、ここのところ社会人投手の指名が多く、競合もやや避けて通っている印象がある。
とある記事では斎藤を推しているし、左腕にいくなら平尾あたりがいるし、もちろん吉田も考えられる。「吉田」を1人減らしたから補充するわけではないだろうが。
今後の報道次第では絞り込めるかもしれないが、現時点では色々な可能性があると言える。
その他
今シーズンはチーム防御率がリーグトップながら、チーム打率はリーグ5位、得点は5位ロッテと5点差の4位(10/11現在)と得点力不足に悩んだ。
吉田正尚以外の長距離砲が上手く機能していなかった印象があるし、そもそも若手の強打者タイプが少ない気がする。園部は切ったし。
であれば、中山(法大)、伊藤(立正大)あたりの指名があるか。
ロッテ
ドラ1予想
◎藤原(大阪桐蔭)
◯吉田(金足農)、辰巳(立命大)
▲甲斐野(東洋大)、平尾(Honda鈴鹿)
△斎藤(ホンダ)、笹川(東京ガス)
読みづらい球団その2。近年のドラフトで平沢や(清宮→)安田を指名したことを考えると、今年の1位は藤原か。外野陣は高齢化の足音が忍び寄っている。
被りを避けるなら辰巳という可能性もあるが、ロッテはあまり重複を避ける傾向がないので、外野手を選択するなら素直に藤原で来そう。
一方で救援陣も近年メンツに代わり映えが無いため、こちらの強化を優先するなら甲斐野らか。引退や戦力外で左腕が少なくなっているので、平尾などもあり得る。
その他
ズタボロだった2017年から借金を10以上減らしたのは頑張ったと言えそうだが、まだまだ戦力は足らない。
特に長打力不足が顕著で、井上が一本立ちしてなおチーム本塁打は12球団最少。 調べて気付いたけど阪神より少なかったのか……。オリックス同様、中山(法大)、伊藤(立正大)といった長距離砲が欲しいだろう。
下位では清宮(八千代松陰)、古谷(習志野)、田宮(成田)ら地元枠の指名もありそうだ。
また、千葉出身でリリーフ適性がある白銀(駒大)などはうってつけの人材なのではないか。
10/23追記
藤原の1位指名を公言。
楽天
ドラ1予想
◎吉田(金足農)
◯根尾(大阪桐蔭)
▲梅津(東洋大)
△
今年は2017年から大きく成績を落とした。本来であれば即戦力を獲りにいくべきだろうが、吉田がプロ志望届を出したならそちらへいくだろうと予想。根尾という報道もあるが、果たしてどちらになるか。
一応、宮城生まれで仙台育英出身の梅津という選択肢もあるが、ドラ1は2人のどちらかだろう。
その他
東北出身の有力選手は山口(明桜)、高橋(八戸学院大)、小高工出身の菅野(法大)など。
また、キャッチャーは人数こそいるものの、いまいち嶋の後の正捕手が固まっていない。
高校生なら石橋(関東一)、益子(青藍泰斗)など、大学生・社会人なら頓宮(亜大)、太田(大商大)、柘植(Honda鈴鹿)などを獲ってテコ入れするのもありか。
10/23追記
1位指名は野手で行くと明言。
吉田・梅津などの線は無くなった。
広島
ドラ1予想
◎小園(報徳学園)
◯根尾(大阪桐蔭)、上茶谷(東洋大)
▲藤原(大阪桐蔭)、松本(日体大)
△甲斐野(東洋大)、梅津(東洋大)
安定感を欠いた投手陣の補強か、FAで流出しそうな野手の備えか。とはいえ、今年は本当の即戦力投手が少なそうなので、1位指名は野手と予想。松田オーナーの「今年は野手中心」というコメントもあったし。
その上で外野よりは内野、特に田中・菊池の後釜の二遊間として小園・根尾を獲りにいくだろう。外野手は鈴木、野間、バティスタらに加え、昨年永井を獲得している。
その他
2017年のドラフトで補強できなかったポイントと言われていたのが左腕。
年齢層を考えると、矢沢(藤嶺藤沢)、垣越(山梨学院)、横川(大阪桐蔭)などの高校生を獲るだろうか。
美間を放出した分、三塁手の補強もあってよさそう。林(智弁和歌山)、野村(早稲田実業)、岩城(九産大)などの名前が呼ばれるかもしれない。
ヤクルト
ドラ1予想
◎藤原(大阪桐蔭)
◯上茶谷(東洋大)、吉田(金足農)
▲梅津(東洋大)、松本(日体大)
△甲斐野(東洋大)、辰巳(立命大)
読みづらい球団その3。近年の成績で見れば明らかに投手陣の補強を優先すべきなのだが、あえて藤原と予想。
外野手はベテラン勢が多く、一番若いのが93年生まれの山崎と塩見。というか、90年台生まれがこの2人しかいない。若返りのために藤原を獲りにいくのは十分選択肢として考えられる。
それ以外なら、やはり投手が中心になるはず。後ろが近藤、石山でひとまず固まったため、どちらかといえば先発タイプが重視されるのではないか。
その他
投手陣を細かく見ていくと、若い左腕が中尾・寺島・高橋くらいしかいないことに気付く。
今年は左腕の人材が少ない気がするが、高校生なら矢沢(藤嶺藤沢)、垣越(山梨学院)、横川(大阪桐蔭)、川原(創成館)などが、大学生なら小島(早大)、森田(法大)、高橋(八戸学院大)、鈴木(富士大)などが、社会人なら富山(トヨタ自動車)などが候補になる。
他は一塁手がやや不足か。武内を未だに切らないし。残っていればだが、野村(花咲徳栄)などが獲れればといったところだろう。
10/23追記
根尾の1位指名を公言。
野手なら藤原を選ぶだろうと考えていたのでちょっと意外だった。
巨人
ドラ1予想
◎根尾(大阪桐蔭)
◯吉田(金足農)
▲
△
根尾か吉田。
純粋な戦力としてもそうだが、この2人にはスター性がある。巨人は重要視する要素だろう。
その他
昨年のドラフトがアレだったので、今年は投手・高校生・左の長距離砲を確保しに動くのではないか。
野手ならば山下(健大高崎)、勝又(日大鶴ヶ丘)、林(智弁和歌山)、小幡(延岡学園)といったあたりが候補になりそう。
投手ならば、やりくりに苦労していた救援タイプか。実績のある選手で言えば、白銀(駒大)、高橋(日本生命)などが該当するか。
10/23追記
報道によると、監督交代劇の後、根尾の指名に舵を切ったらしい。
DeNA
ドラ1予想
◎松本(日体大)
◯吉田(金足農)、上茶谷(東洋大)
▲根尾(大阪桐蔭)、甲斐野(東洋大)
△梅津(東洋大)、斎藤(ホンダ)
今年の成績が良ければ大物高校生を獲ると踏んでいたが、結果は振るわず。となればまた大卒投手を確保しにいくのではないか。
松本はいい投手だが東洋大の3名に比べると上背がなく、真っ先に指名すれば案外一本釣りも狙えるかもしれない。東の活躍ぶりを考えれば、DeNAは指名を躊躇わないだろう。
そうでなくとも投手を指名すると思われる。
その他
板川(横浜)、森下(東海大相模)らがプロ志望届を出さなかったが、地元枠には万波(横浜)、渡辺(明大)、福田(星槎道都大)などがいる。昨年は地元の選手を獲得できなかったので、今年は1人くらい入れておきたいところだろう。
外野陣に比べると内野、特に二遊間の若手が手薄なので、増田(明秀日立)、太田(天理)、小幡(延岡学園)などの指名も考えられる。
中日
ドラ1予想
◎根尾(大阪桐蔭)
◯
▲
△
根尾でいくと公言済み。
準地元(岐阜)の大スターだし、これは当然だろう。
その他
今季のチーム打率はヤクルトに次いでリーグ2位と悪くないが、防御率は12球団最悪。1位で根尾を獲った場合、中位は投手で埋めてくるだろう。
また、若い捕手がいないのも問題。昨年は中村を外したため、今年獲りにいくだろう。
候補となる選手は楽天の項で述べた通り、石橋(関東一)、益子(青藍泰斗)、頓宮(亜大)、太田(大商大)、柘植(Honda鈴鹿)など。
阪神
ドラ1予想
◎藤原(大阪桐蔭)
◯根尾(大阪桐蔭)、辰巳(立命大)
▲吉田(金足農)、松本(日体大)
△上茶谷(東洋大)、中山(法大)
福留や糸井が未だに主力となっている外野陣の強化は急務。地元の選手である藤原がちょうど補強ポイントに合致している。
ただ、とある週刊誌で「藤浪の一件があるため、大阪桐蔭サイドが阪神にいい感情を持っていない」という記事を見かけた。
どこまで信じていいものか分からないが、もしかすると辰巳に流れるのかもしれない。
その他
1位はともかく、2位以降はどうも読めない。
引地(倉敷商)などは1年前からお熱という記事があったので早い段階で獲りにいくかな、という程度。
藤原・辰巳をクジで外した場合、日ハム同様に右打ち外野手の獲得に動くか。あるいは、逢沢(明大)、小郷(立正大)といった名前も挙がるかもしれない。
その他の選手
ここまでに名前を挙げられなかったが、直江(松商学園)、柿木(大阪桐蔭)、市川(明徳義塾)、東妻(日体大)、中川(東洋大)、米満(奈良学園大)、岡野(東芝)など、どこかしらで名前を呼ばれるであろう選手は数多くいる。
そもそもドラフトとは当日の動きによって様々なアヤが出てくるものだ。万が一、ここで挙げた予想が各球団の思惑と一致していたとしても、この通りに事が進むとは限らないだろう。
思わぬ選手の指名を楽しみにしたい。