こんばんは。飛鷹です。
今回は6月21~23日にかけて行った会津遠征レポート、後編……の予定でしたが、気付けば既に10月。このままだと本当に年を跨いでしまいそうなので、中編ということで取り急ぎアップします(折り畳んでいます)。
※前編はこちら。
先制パンチ。
家族旅行ならいざ知らず、1人旅ではビジネスホテルを主戦場としてきた私。そして、インターネットカフェ評論家のX君。明らかに格が違うお宿に乗り込んでしまった感が強い。
バスを降りるなり従業員の方々にお出迎えされ、中に入ればこの余裕ある空間。パッと見ではオタクを招き入れるハニーポットが設置されているような雰囲気は感じられない。
チェックインを済ませ、部屋がある3階へエレベーターで向かうことにする。
いや、お部屋凍結してますやん。
3階の奥のほうでひっそり営業しているのかと思いきや、エレベーター・階段でやって来る宿泊客の目に嫌でも止まる好立地。そして、明らかに特別な客がいると分かる装飾。
こいつはやべえぞ。
動揺を隠せぬまま室内へ足を踏み入れると、さらに凄いことになっていた。
控えめに言って、グッズの密度があり得ない。平然と置かれたガチャ課金装置に違和感を感じないレベルだ。
あまりのインパクトに混乱したか、私もX君も部屋の照明のスイッチを見つけられず、実に10分間も彷徨ってしまった。
完全に不意打ちを食らった格好の我々だが、ここでさらなる追い打ちが入る。
そんな文化は知らねえ。
噂に聞くと、中の人に事情通がいたらしいが、よくもまあこんな歓迎方法を思いついたものだ(褒め言葉)。
大爆笑しつつ、「どっちがAでどっちがB」みたいな話を繰り広げる限界2人。当然、両方美味しかったです。
金を払うとはこういうこと。
先頭打者満塁ホームランのような強烈な先制パンチの衝撃がようやく治まったところで、この後の予定を確認する。
夕食が18時スタートと結構早いので、とっとと入浴してしまい、夕食を挟んでお楽しみタイムという流れが良さそうだ。そこまで決めて、早速風呂に移動する。
風呂の写真はさすがに自重したが、露天風呂からは山々の緑色が映えていた。なるほど、春は桜、秋は紅葉、冬は雪を楽しめそうだ。
内風呂と洗い場は広々としており、混雑に困らされることもない。ゆったりとリラックスできた。
なお、X君は風呂上がりに先ほどお買い上げしたシャチTシャツを装備。下地が白色なので上を羽織ればバレへんやろの精神。ワイの未知Tシャツはドピンクなんだよなあ……。
お次は夕食だが……
うむ。
彩り豊かな素敵メニュー。食前酒からデザートまで幅広いラインナップを取り揃え、こづゆなどの郷土料理もカバー。ケチのつけようもない。
食事中、昼間は保っていた天気がいよいよ崩れ、土砂降りとなる一幕も。我々の悪運の強さを再確認する。
こんやはおたのしみですね。
夕食を堪能し、部屋に帰還。既に布団が敷かれており、後は好きなだけ静かに騒いで寝るだけだ。とりあえず、横になってみる。
これは……全く落ち着いて眠れない。真上を向き、それこそ天井のシミの数でも数えているしかなさそうだ。
比較的大人しく食事を楽しんでいた2人も、これをきっかけに再度ヒートアップ。部屋のアイテムを片っ端から確認し始め、BGMをオンにし、やがて何だか怪しい発言も飛び出す。限界部屋の様相を呈してきた。
この流れを逃してはいけない。私はおもむろにスマホを取り出し、駅メモを起動する。
【どうでもいい予告】2230にガチャ引きにいきます pic.twitter.com/cyt9PmviMb
— 飛鷹@積みエロゲ5本 (@G_Deutschland) June 22, 2019
「聖地巡礼ついでにガチャる」という先人の知恵に習い、ノラととコラボガチャを回す。これだ。事前のメロンチャージも抜かりはない。
実はこの時点でガチャ課金未経験の私、その純潔をいざ散らさん!えいやっ。
結果、確定枠でシャチを、通常枠であっすーを獲得。手持ちのノラとと勢は、既に主力として活躍中の未知を合わせて3名となった。
未所持を誰かしら引ける確率はそこそこ高かった(※9割近い)とはいえ、2枚抜きは嬉しい。
私の3500円が報われて何よr
「先輩、もう1回引かないんですか?」
……。
「まだパトリシアさんがいますよね?」
……。
「引かないんですか???」
……無い袖は振れない。私はパトリシアのタペストリーを前に土下座を敢行したのであった。
ゆうべはおたのしみでしたね。
翌朝。
ガチャの後にもう再度風呂(今度は檜風呂、夕方入った大浴場とは別に存在している)に入り、寝床に入ってからも男子中学生のような会話が続いていたため、眠りについたのは1時過ぎ。
2名とも若干おねむのまま、朝食会場へと向かう。
朝はバイキング形式。
郷土料理を含め、ここでも様々な料理が並ぶ。味噌紫蘇巻き、好きなのよね……。
……ん?
カニクリームコロッケ選手、まさかの連投。
これを見た私は「朝から揚げ物は重い」→「未知パイの愛が重いということでは!?」という支離滅裂な思考に至る。寝惚けてないではよ起きろ。
朝食の後も寸暇を惜しんで部屋を満喫。
芦ノ牧温泉駅までの送迎バスを再度利用するため、出発時刻が決まっていたのは幸いだった。でなければ、ここに根を張り動かなくなっていただろう。
午前9時過ぎ、出撃。
(後編へ続く)