あけましておめでとうございます。飛鷹です。
コミケ参加レポ、C102はスルーしましたが、今回は色々あったので記事化します。
前回(C101)のレポートはこちら。
申し込み
2日目(12/31)はいつも通りジャンルコード:611(鉄道・旅行・メカミリ)で申し込み。最低でも水族館本の続きは書けるしね。
そして、C103ではもう一つ考えることがある。1日目(12/30)に申し込むかどうかだ。
まずは下記のツイートを見てほしい。
#C102 より、同一申込責任者の複数日申込が可能となります。また、1サークルで隣り合った2スペース(机1卓分)の申込も可能となります(オンライン申込のみ)。詳しくは、オンライン申込サポートページを参照下さい。https://t.co/1eNw326GJU pic.twitter.com/CnoCvGMN8u
— コミックマーケット準備会 (@comiketofficial) 2023年2月21日
C102より、同じサークルが両日出展することも可能となった。「1日目は自分のところで出て、2日目は友人のスペースに委託&売り子して……」などと策を弄さずともよくなったのだ。
ここで小考。
- 「両日参加」はまだネタにできそう、しかし今後鮮度は落ちていく
- 体力と仕事のヒマは今この瞬間が最も充実しているはず
- 7月にブルーアーカイブを始めた、プロット(ネタ)も思い描けている
両日参加するには好条件が揃っており、ものは試しと見切り発車。1日目は「ねこのまどろみ出張所」として参加を決意した。
原稿
水族館本はC102で「テンプレート」ができている。まずはブルアカ本を形にしていくことに。
しかし……
- 二次創作小説は書いたことがあるが、ほとんどエターナっている
- 原作が存在する以上、セリフや設定の整合性を持たせないといけない
- したがって、「場面場面を繋ぎ合わせる」「オチをつけて完結させる」「整合性チェックを行う」という作業が重くのしかかり、なかなか文字数が増えない
- 文体が西村京太郎の十津川警部シリーズ(高校~大学時代の愛読書)に引っ張られる
- 主人公(桐藤ナギサ)が復刻しない
などなど、一筋縄ではいかない。
特に最後、「ミカは半年で復刻した。ナギサも半年で復刻するやろガハハ!」というアテが見事に外れてしまった。当時は若く、周年限定とそれ以外の限定で復刻事情が違うことを知りませんでした……。
ほんへを読み込む、動画で絆ストーリーをカンニングする、野球ネタなので現地観戦しながら執筆するなど、できる限りの努力をする。Androidタブレットを買ったおかげで外でも原稿が書ける!
小説形式の入稿は初めてなので、経験のある知り合いに聞き取り調査。入稿時の設定を聞いておく。
他、インターネットの海に広がる情報群にも頼る。
また、「C103」なので103系関連で何か出したいところだが、播但線や加古川線を探訪するタイミングは無く、和田岬線はC102のフリーペーパーでネタを消化してしまった。
そこで、筑肥線の103系と西鉄600形を合わせて福岡ネタで1本作ることに決定。有給を3日ほどつぎ込んで取材にお出かけした。
福岡の美味いメシを食いに行きたかったという事情もある。
結局、仕事のピークと原稿作業が被ってしまったこともあり、入稿は割増料金(「ちょ古っ都製本工房」の4営業日コース・翌営業日コース)になる前ギリギリ。おどうぐばこレイアウトも何も進めていない模様。
事前準備
お買い物
頒布物が増えてきたのでアクリル系を買い足し。ダイソーさんいつもお世話になっています。
売り子・委託依頼サークルとの調整
両日出展するので売り子も(のべ)2人必要。
知り合いに土下座して声を掛け、委託も引き受ける。同人活動の経験がある(私より長い)知り合いが複数いるのは非常に助かる。
荷造り
リュックサック+C100前に購入したスーツケースに荷物を分散。
持参忘れが発生しないよう、何をどこに入れたか、メモを取りながら荷造りしている。
……のだが、1日目帰宅後はぜーんぜん整理をしていない。
「1日目は忘れ物無かったし、入れっぱなしにしておけば2日目も忘れ物無しや!」という脳筋戦法である。だって疲れて頭回らないし……。
通販
事前に通販の案内を出し、メロンブックスの無料回収サービスも登録しておく。C102はこの辺が適当だったからね。
当日
1日目
朝6時すぎに起床し、8時に国際展示場駅に到着。売り子と合流。
りんかい線が少し遅れており、新宿駅ホームは人でいっぱいだったが、反対側にいる海老名行きの列車はガラ空き。大崎まで快適な着席移動を実施し、乗り換え時は1本待って比較的空いている列車を使う。大崎以降も座れてほくほく。
例年より少し遅めの入場としたのは、「鉄道旅行島に出す際と違って、展開するものが少ないから時間は余裕だろう」という読みに基づく。
ごく少部数ではあるが、既刊(水族館本とヨーロッパ旅行記第三部)も出しておく。
開場後は当然16時まで居座る。「鉄道旅行島以外ではどのような時間の流れ・集客となるか?」を見たいので、できるだけスペースに残り、お買い物タイムは少なめ。
終了後、メロンブックスの回収サービスを利用し、ブルアカ本を通販送りに。印刷所からの分納で既に納めていたが、追加で何冊か派遣しておく。
帰宅時、国際展示場駅が地獄の混雑で人の列が全く進まず、BRTのりばも長蛇の列。有明駅も人が次々吸い込まれていく。
「有明テニスの森駅まで歩いて豊洲行きゆりかもめに乗る」という方法で脱出し、知り合いと夕食会を開く。
帰宅後、2日目用の掲示物を印刷したり、ホワイトボードのメッセージを書き足したりしてから就寝。
2日目
朝6時ごろに起床し、8時前に国際展示場駅に到着。売り子と合流。
なんで冬コミのくせに雨降ってんですかね(半ギレ)
コミケ出展5回目(C103の1日目を別途数えれば6回目)ともなれば慣れたもので、設営に悩みつつも時間切れは阻止。近場の知り合いの顔を見に行く余裕もあった。おトイレも完璧。
開場後は売り子と交互にお出かけ。知り合いが徐々に増えてきたので、お買い物兼挨拶回りの件数も増加。(西館に配置された)1日目に企業ブースを回らなかったのも災いし、時間がゴリゴリ削れていく。設営時ののんびりムードはどこへやら……。
16時、鉄道旅行島恒例の〆を見届け、メロンブックスに新刊を預けて退館。
直帰するには駅の混雑と自分の疲労があったので、売り子とお茶をシバいてから帰宅した。
所感
全体的な所感
- 無事新刊3冊を出すことに成功。やったぜ(いっぱいいっぱい)
- 特に2日目は景気が良く、新刊が2種類(3種類)出せたこともあって、売れ行きは過去最高。うちですら忙しくて挨拶回りが漏れてしまったほど。一般参加者は相変わらず抑えられているが、サークル数が増えた分か?
- ブルアカ島がデカすぎる。分け入っても分け入っても青い記憶(種田山頭火)。鉄道旅行島と違い、「こっちは国内旅行、あっちの島は海外旅行……」のような「色分け」がない分、余計に広く感じる。歩けど歩けど別ジャンルが見えてこないのはちょっと気が狂う。
両日出展についての所感
- 入場直後の一般参加者は「お目当ての大手サークル」をいの一番に目指すことが多く、1日目はそれが顕著。眼の前を歩く人間の流速からして声掛け・呼び込みができず、午前中の頒布は絶望的だった。心折れるかと思った。
- 一方、2日目(というか鉄道旅行島)では「ゆっくり歩き、各島のサークルを1軒1軒確かめながら入場」するタイプの参加者が何割かおり、午前中から頒布チャンスが巡ってきた。
- ただし、「小規模サークルは12時以降が勝負」「15時半以降の終わり際、帰宅直前の参加者は高打率」あたりは共通している。最後まで居座って1冊でも捌くんや!
- 鉄道旅行島では例の「〆」もあり、16時まで居座るサークルが大半。しかし1日目は15時すぎに一斉に帰宅が始まり、かなりの空きスペースができた。
- 鉄道旅行島では「盛れば盛るほどお得!」とばかりに天高く聳えるスペース作りをしているが、よそはよそ。むしろごちゃごちゃした設営では売れ行きが悪くなるという噂もあり、文化の違う界隈に出展する際は考慮する必要がありそうだ。
- 上記に関連して、ブルアカ島と鉄道旅行島では荷物スペースの余裕が違う。
- 全くのジャンル違いでも売れる時は売れる。1日目で水族館本単品で売れたり、2日目でブルアカ本がお買い上げされたりして笑ってしまった。
- 両日出展すると、1日目が終わった後、「あー楽しかった」というぽわぽわした気分のまま2日目を迎えることになる。12/31から1/1にかけてずっとテンションがおかしいんだけどどうしよう。
- 両日出展すると頒布チャンスは増えるが、お買い物チャンスも増える。出展のための費用と合わせて莫大な赤字が発生します。あーもうめちゃくちゃだよ。
- 一斉点検で手を叩くのも〆の万歳三唱も鉄道旅行島特有の文化です。周囲の確認をしろ定期。
おまけ
これ本当にすき。
ブルアカの本を買うと交通系フリーペーパーが4枚ついてくる狂ったサークルになっています https://t.co/GMnu7hQ5Em
— 【新垢】たかまろ@12/31東3-キ19b_C103 (@x__tkmr) 2023年12月30日