こんばんは。飛鷹です。
今年のドラフトも早速振り返っていこうと思います。
今回はSB。
事前予想
- 武内（夏）（→西舘（昂））
- 明瀬
- 堀
- 尾崎
- 黒木
- 冨士
1位は武内を公言。打てる選手と捕手を1枚は獲って、投手は九州要素を絡めつつ……と推測。
（事前予想記事はこちら）
実際の指名
1位：武内（夏、國學院大）→前田（大阪桐蔭高）
武内を3球団の抽選で外す。西武相手にYS+SBで勝てるわけないだろ！が、その後前田を3球団重複で引き当てた。
説明不要の世代No.1投手。最終学年の伸び悩みが指摘されるも、U-18の活躍で払拭できたか。何でもいいから育ってください。
2位：岩井（名城大）
名城大ダブルエースの片割れ。松本（De2位）に続いて指名された。
前田とは逆に、最終学年に浮上してきた速球派。出力の高さはソフトバンクっぽいが、与四死球も3イニング1個程度と、それほど多くない。先発・リリーフどちらでもいけそうだ。
3位：廣瀬（慶応大）
近年指名の多い慶応大枠。
打てる選手が欲しかったところで、大学No.1の飛ばし屋がここまで残っていた。1位はまだしも2位では消えるだろうと思っていたので、これはラッキー。
先輩の柳町や正木ほどのコンタクト力は無いが、意味不明なホームランが魅力的。今日の早慶戦でも見事に先制アーチをかけた。打率2割でいいから40本打ってくれ……というタイプだろう。リチャードが増えただけかもしれん。
4位：村田（賢、明治大）
明治のエースをこの位置で獲得。ここからは大社投手を3連打した。
六大学でも屈指の技巧派で、豪速球より変化球と制球力で勝負。秋はあまり調子が良くないのか、打たれる場面もままあったが、通算15勝の実績は現役選手で最多。
先発か、最初はロングリリーフで働くことになるだろう。パ・リーグなので、高校時代に4番を張っていた打撃力を活かせないのはちょっと残念。
5位：澤柳（ロキテクノ富山）
大社投手2枚目。ロキテクノ富山からは初めての指名と相成った。
救援を務めるパワーピッチャー。U-23や都市対抗での登板経験もある。
ドラフト後のコメントでは「先発でも」という評価だったが、まずはブルペン陣に割って入るところからか。
6位：大山（東日本国際大）
大社投手3枚目。
「地方リーグで無双している」枠。MAX153km/hという直球の速さ以上に、大学選手権やリーグ戦で投げ続けている実績を買っている面はあるだろう。制球も悪くない。
プロではやはりブルペンからのスタートか。
7位：藤田（福岡大大濠高）
最後に高卒捕手。育成か支配下か当落線上だと見ていたが、支配下ラストの指名に滑り込んだ。支配下では唯一の九州民でもある。
この世代の捕手は鈴木（ヤクルト4位）や堀（オリックス4位）が話題だったが、攻守のバランスが両者の中間程度で、意外な掘り出し物ではという短評も出ていた。
向こう3年程度は漬けておき、ディフェンス型の捕手として1軍デビューを目指すことになるものと思われる。
総括
野手1枚、捕手1枚、残り投手ということで、全体的なポジションの傾向は予想通り。
ただ、前田・村田・大山といった技巧派・実戦派の投手を多く指名しているのが特徴的。今年の大津や大竹（阪神）の活躍も影響しているだろうか。
育成では大泉（福島レッドホープス）、佐倉（九州国際大付高）の長距離砲候補に期待。佐倉がこんな位置での指名になるとは……どうやら入団してくれそうではある。
