こんばんは。飛鷹です。
A列車の記事、これまでチュートリアルシナリオしか書いていなかったので、「通える古都を目指して」についてもプレイレポを兼ねて紹介します。
なお、難易度は「標準」を前提に話を進めていきます。
「達人」クリアを目指す人は……頑張って。
(過去記事)
シナリオ環境
マップ
奈良の東大寺、もとい奈桜の陽大寺を始め、大小様々な寺社が存在するマップ。
マップサイズが大きく、海もないので開発可能な土地はかなり広い。
最も栄えているのは奈桜、天麻両駅付近だが、それ以外にも大小の町が存在しており、各所に一定の旅客需要がある。
課題
3つの観光地はいずれも集客力が高く、隣接都市には大都市が2つ含まれている。適切に鉄道で結んでやれば、観光客はあっさり100万人に到達するだろう。
住宅規模も、開始時点で4割弱の進捗率。広いマップと相まって、こちらも苦戦はしないだろう。
残るは鉄道総延長120kmだが、この敷設資金をどう捻出するかが問題。
クリアするだけなら借金まみれになって土地の安いところに線路を引けば解決なのだが、健全な経営を心がけるならじっくり攻略したい。
各要素ごとの方針
鉄道
このシナリオでの稼ぎ頭。
隣接都市のうち2つは大都市で、観光地はいずれも高い人気を誇る。会社のブランド力や公共交通利用率も良好なため、多くの乗客が見込める。
初期路線は奈桜~天麻を結んでいるが、まずはこれを陽杜(マップ外、北)~奈桜~天麻~屋嘉浜(マップ外、南)まで結ぶ南北縦貫の路線に仕立て上げよう。最初から全線複線でいい。
加えて天麻~方星寺~大阿真(マップ外、西)という路線を敷設。観光地の方星寺を通りつつ、西側の隣接都市(大都市)である大阿真まで接続することで乗客を確保する。
こちらも全線複線にしたいが、予算が足りないならまずは単線で。
資金と会社規模(後述)の都合上、1年目に開発できるのはここまでだろうか。ただ、これでも年間観光客100万人は達成できる。
以後は3つ目の観光地である瀬塚城へ向かう路線、井江(マップ外、東)に接続する路線などを敷設し、収入アップと総延長120kmを目指そう。
また、初期配置の列車は3両編成だが、メインの路線では輸送力が足りなくなる。
奈桜駅・天麻駅は5両分のホームが用意されているため、必要に応じて増結していこう。
自動車
本シナリオにおける自動車の役割は2つ。トラックによる資源輸送と、バスによる宅地開発だ。
共通する注意点として、道路の敷設はそれなりの予算が要る。おまけに寄付金扱いになるため、やりすぎると赤字経営に陥る。
行政施策を活かしつつ、必要な分だけ作っていこう。
1.トラック
トラック輸送についてはシナリオ中にアドバイスがある通り、瀬塚→大阿真へ木材を売却できる準備が整っている。
また、瀬塚の駐車場は近くに農業組合所があり、同時に農産物も扱える。農産物輸送用のトラックも購入・配置しておこう。お誂え向きに、この駐車場は2台同時に駐められる。
他に使えそうなのは奈桜の農業組合所(陽杜へ農産物売却)、陽ヶ瀬の農業組合所(屋嘉浜へ農産物売却)あたり。前者はマップ外が近いので初期から使える。
後者は方星寺近辺を開発する際、バス路線を引くついでに作業するといいだろう。陽ヶ瀬の行政施策が来るタイミングならベスト。
なお、農業組合所の生産力は時期によって変わる。特に冬は生産力が落ちがち。
期間制限のある売却案件を受諾する際は、対象の農業組合所のチェックを忘れずに。
2.バス
バス輸送は利益が小さいため、収入のためではなくマップ開発の促進剤として活用すべき。駅を起点に郊外へ向けた短距離路線を作ろう。
なお、バス停は簡易バス停(片側or両側)を基本とし、夜間の停車用にバス停留所を1ルートあたり1つ作っておくといい。
車庫は余計な運用人員を必要とするため、(少なくともシナリオ攻略中は)不要だ。
また、初期設定されている奈桜駅~陽大寺前のバス路線は廃止したほうがいい。
奈桜駅~陽大寺間は徒歩で行ける距離なので、バス路線が無ければ観光客は歩いて陽大寺に向かう。
ところが、バス路線があると奈桜駅より陽大寺前停留所のほうが陽大寺に近いため、観光客は歩かずにバスに乗ろうとする。
こうなると鉄道の運んできた大量の観光客がバスを待つ長蛇の列を作ってしまい、詰まってしまうのだ。
方星寺や瀬塚城でも駅と観光地を直結させ、バス路線は地域住民の足として扱おう。
資源
トラック輸送の項で触れた通り、木材や農産物の売却は収入の足しになる。
農業組合所は街の発展により増えることがあるため、利用できそうな場所にあるか確認しよう。
なお、資材工場の設置・資材輸送は不要。
やってもいいが、最重要課題にして稼ぎ頭の鉄道部門に予算を回したいし、真倉井から奈桜駅や天麻駅は距離があるため、道路敷設代もバカにならない。
今作では街の発展に資材が必須ではないため、完全無視してシナリオクリアすることも可能なのだ。
子会社
本シナリオでは子会社に頼りづらい。
鉄道部門に資金だけでなく、従業員も注ぎ込みたいため。
また、建設できる子会社の種類が少なく、別の物件と被ってしまう可能性が高いためだ。
特に1年目は鉄道を拡大し、従業員を新規雇用し、不満が溜まったら福利厚生や社員旅行で慰労し……としていると子会社に手を出す余裕がないし、商業物件は社員状況の悪化で収益が落ちるので、子会社部門は全く儲からないはずだ。
駅前の土地を買っておいて、余裕が出てきたら何か建てる程度でもいいかもしれない。
プラン
従業員が足りない。
初期従業員はたったの45人。これでは営業部拡大すらできないし、そもそも初期の運営必要人数は54人だ。
まずは人員増強を連打しよう。
従業員100人になると営業部拡大できるようになるが、拡大した分の従業員も必要となる。150人~200人程度になるまで雇っていこう。
営業部拡大で同時に2件のプランが実行できるようになったら、季節ツアーを毎回忘れず実行。
社員状況が悪ければ福利厚生・社員旅行で改善していこう。
3年目は当然、株式公開を目指していく。
また、季節ツアーを連打していると、公共交通利用率が100%に到達することも。
そうなったら運賃値上げを実行しよう。長期的な収益の改善になる。
株
株をやるならまずは明日市証券の優待を取っておくこと。売買手数料が安くなる。
鉄道中心に攻略するシナリオなので、鉄道関係の費用が安くなるものや、各種プランの効果を上げるものが役立つだろう。
なお、買いすぎると開発資金が足りなくなるので、ほどほどに。
プレイレポ
初期開発
必要な株を買った後、陽杜~奈桜~屋嘉浜間を全線複線で開業。
途中駅は奈桜の北に北奈桜駅を建てたのみ(瀬塚城への新規路線を見据えている)。
各列車は奈桜駅で系統分割。陽杜方面・屋嘉浜方面ともに1時間に1本というダイヤだ。
奈桜駅に上下1本ずつ夜間滞泊がある他は、いずれもマップ外で夜を越してもらう設定になっている。
また、瀬塚→大阿真、奈桜→陽杜の資源売却ルートを整備し、農産物に対してはトラック2台ずつ(木材は1台)割り当てておく。
バスは先述の通り、観光客の詰まりを起こしてしまったので、駅近辺で適当に走らせておく。
1年目
初期開発で欲張りすぎたため、プランは人員増強を回し続ける。
社員状況の改善と合わせ、半年ほどは動けない。
秋に入り、会社に余裕が出てきたところで、天麻駅から方星寺・大阿真への路線を敷設。
複線にする資金は無かったため、方星寺駅を2番線まで作っておき、ここで系統分割。
なお、将来の複線化のため、必要な土地は囲っておく。
特に道路沿いは建物が発生しやすいため、優先的に土地を取得している。
その後、10月末ごろには早くも天麻~方星寺間を複線化。
陽大寺・方星寺の集客力もあって、1年目の3月11日に年間観光客100万人を達成。
2年目
住宅建設を促すべく、行政施策を使いながらバス路線を開発。
また、開業1周年を迎えた天麻~大阿真線は、方星寺~大阿真間を複線化し、輸送力を向上させる。
陽杜~屋嘉浜間の輸送力は各列車の増結により対応。
3年目
5月に住宅規模200億円を達成、10月末には株式公開。
この時点で100億円くらい借金をして線路を引きまくればクリア可能だが、今回は大人しめの開発を遂行する。
将来返せる程度の資金を借り入れ、北奈桜駅から瀬塚城へ向かう路線を新規敷設。
こちらも最初は単線・途中駅で系統分割という方針を貫く(後ほど複線化)。
また、年度末には行政施策を引き受けた上で道路を敷設(=寄付金を計上して黒字を圧縮)し、年度が変わったところで寄付金を受け取るという小技を実行している。税金高いんだもん。
4年目
メインの陽杜~屋嘉浜線は朝夕の列車を増発。何となく全然直通させてみた。
税金の支払い、株主への配当などを済ませた後、いよいよクリアに向けて線路敷設。
陽杜~屋嘉浜、天麻~大阿真、北奈桜~瀬塚を複線化しても120kmには足りないため、天麻駅の北側から分岐して井江に向かう路線などを新規開設した。
9月24日、全条件クリア。