こんばんは。飛鷹です。
2018年ドラフト振り返り連載の2回目です。
今回は中上位(2位~4位)指名の選手について。5位以下についてはまた後日書く予定です。
(私のガバガバ予想は以下の記事をどうぞ)
2順目指名
↓↓
楽:太田(大商大)
阪:小幡(延岡学園)
ロ:東妻(日体大)
中:梅津(東洋大)
オ:頓宮(亜大)
D:伊藤(立正大)
日:野村(花咲徳栄)
巨:増田(明秀日立)
ソ:杉山(三菱重工広島)
ヤ:中山(法大)
西:渡邉(浦和学院)
広:島内(九州共立大)
↓↓
楽天の指名からスタート。
その楽天が梅津を指名しなかったのが最初の驚き。東北生まれで仙台育英高校出身と地元の選手、しかも1位では辰巳=野手を指名した分、投手を獲ると踏んでいたのだが。
確かに次世代の正捕手は補強ポイントの1つだが、太田の指名には「さすがに焦りすぎ」という評価も下されている模様。
そして件の梅津は中日が獲得した。根尾に続き、ドラ1候補と言われていた投手・野手を2枚抜きできたのは大きい。
もう1つの驚きは渡邉が西武の指名順まで残っていたこと。
正直、外れ1位くらいで消えると思っていたし、2巡目指名も西武は11番目であるため、さすがに途中で消えると思っていた。
普段なら日ハムあたりが指名しそうなものだが、1位で吉田を確保した分野手にいったというところか。
また、個人的に注目したいのが巨人2位の増田。
以前のセンバツレポでも書いた通り、私が前から注目していた選手の1人であり、動向が気になっていたが、指名したのは育成に定評のない巨人。不安だ。どうか第2の坂本になっていただきたいものだが。
3順目指名
↑↑
楽:引地(倉敷商)
阪:木浪(ホンダ)
ロ:小島(早大)
中:勝野(三菱重工名古屋)
オ:荒西(ホンダ熊本)
D:大貫(新日鐵住金鹿島)
日:生田目(日本通運)
巨:直江(松商学園)
ソ:野村(早実)
ヤ:市川(明徳義塾)
西:山野辺(三菱自動車岡崎)
広:林(智弁和歌山)
↑↑
まだまだ有名どころが多く残っており、チーム状況に合わせた指名がなされたという印象。
広島はスケール感のある高校生として林を、西武はFA流出しそうな浅村の後釜候補として山野辺を、といった具合だ。
1、2位で好素材を確保した中日はここで即戦力候補・地元出身の勝野を指名しており、この時点で既に成功ドラフトの気配が漂い始めていた。
ただ、阪神だけは「??」となった。今シーズン悲惨だった野手陣の中でも糸原や北條はまだ頑張っている部類だったし(北條はケガで離脱したが)、2位で小幡も獲っている。遊撃手を重ねて指名するのはどうだったか。
完全に素人目線だが、野手ならば濱田(ヤクルト4位)のようなスラッガータイプでも指名したほうがよかったのではないか?あるいは、前々から注目していたであろう引地(楽天3位)か。
ちなみに、巨人の3順目指名は直江。私が甲子園で見たかった選手の1人であり、どこが指名するか気にしていたが、指名したのは育成に定評のない巨人。重ねて不安だ。
4順目指名
↓↓
楽:弓削(スバル)
阪:斎藤(ホンダ)
ロ:山口(明桜)
中:石橋(関東一)
オ:富山(トヨタ自動車)
D:勝又(東海大菅生)
日:万波(横浜)
巨:横川(大阪桐蔭)
ソ:板東(JR東日本)
ヤ:濱田(明豊)
西:粟津(東日本国際大)
広:中神(市岐阜商)
↓↓
まだまだ有名どころが多い。今年は人材が豊富なのか、単に事前勉強してきたからそう感じるだけなのか。
ここでは山口・勝又・中神と二刀流の高校生が3人呼ばれた。全員投手指名だが、実際はどうなるか。
特に山口あたりは野手として使っていく可能性が強いのではないか。ケガのこともあるし、周りの指名投手だらけだし。
個別に各球団を見ていくと、中日は若手捕手が不在の中、石橋の補強に成功。ここまでほぼ完璧なドラフトなのでは?
日ハムは1位吉田、2位野村(佑希)に続いて万波を指名。「ぼくのかんがえたさいきょうのドラフト」になりつつあるが、事前予想記事で書いた通り、右打ち外野手は補強ポイントの1つ。ミーハー指名のようで、その実きっちり補強できているのではないか。
ヤクルトは2位の中山に続いて濱田を指名。外野手の若返りは急務だし、これも補強ポイントに合致している。
何より、2人揃ってスラッガータイプ。是非とも数年後の神宮花火大会を盛り上げてもらいたい。
そして意外だったのが横川の指名。いくら左腕不足とは言え、柿木より先に呼ばれるとは思わなかった。確かに巨人は3位で右投手の直江を指名しているが……。